厚生労働省の発表によると、2025年第47週(11月17〜23日)のインフルエンザ定点報告では、全国の総報告数は19万6895件、定点当たり報告数は51.12となり、依然として高い流行状況が続いており、現在流行している大部分はA型ですが今後はB型も流行する時期ですので注意が必要です。

インフルエンザA型とB型は症状や流行時期に違いがあります。A型は世界的な大流行(パンデミック)を引き起こすことがあり、症状が重くなる傾向があります。一方、B型は主に局所的な流行を起こし、季節性の発症が中心です。下記の表で違いをまとめます。

特徴インフルエンザA型インフルエンザB型
主な流行時期冬季冬季から春先
症状の重さ強いやや軽い場合もあり
下痢・腹痛少ない比較的多い
重症化リスク高い高齢者・小児に注意
ワクチン対応毎年変異しやすい変異はA型ほど多くない

B型は大人でも下痢や微熱、熱が上がったり下がったりという特徴が見られる場合があります。また、A型・B型どちらも感染力が強いですが、B型は家庭や学校など限られたコミュニティ内での流行が目立ちます。

体調管理や基本的な予防対策を心がけることが大切です。ワクチン接種もまだ受け付けておりますので気軽にお問い合わせください。